肌のクリニック院長のAGAブログ

医師が本気で考えるAGA治療・脱毛症治療

9月からの当院での再生因子治療について

time 2016/08/30

現在当院で行っている再生因子治療は、効果がある患者さんもいる反面、不変という方もいます。特に重症例や円形脱毛症の症例は効果が認められず、軽症の方のほうが効果が認められる傾向にあります。

もともとミノキシジル外用やプロペシア内服を行っていた患者さんで、再生因子治療を加えると有効性が増すという症例もあります。

再生因子の単独治療で効果が出ている症例も2例ありますが、大体の方は当院へ来院する前に他の治療を行っているので併用治療となっているのと、全体的に症例数が少なく、まだまだエビデンスがある治療とは言えません。

6カ月間しっかりと治療を行った患者さん全体で、軽度改善を含めて有効性がある症例というのは、30%~40%程度でしょうか。不変=進行なしを有効性に含めるともっと数値が上がりますが、6ヶ月程度だとAGAの進行もはっきりとわからないくらいの期間ですので、有効性に含めることはできません。

副作用については、軽度のニキビや発赤、かゆみ以外はなく、重篤な副作用は一例もありませんでした。

当院で再生因子治療をしている患者さんの声として、治療を続けたいという方も多く、また価格も据え置いてほしいという方もおられるため、そのままの価格で9月以降も継続することとしました。

再生因子複合体外用剤は、「毛髪成長因子ヘアトニック」としてリニューアルしています。

内容は、従来は各再生因子が1ppmの濃度だったのに対し、新しい毛髪成長因子ヘアトニックは0.5ppmと濃度を下げていますが、新しくPDGF-BBとIGF-1という再生因子を追加しました。PDGF-BBは、毛根鞘細胞(もうこんしょうさいぼう)を培養するうえで必要な再生因子であることがわかっています。IGF-1は髪の毛の成長期を維持するのに必要な再生因子です。

また、頭皮のコラーゲン増生を促すVCエチルを1%配合しています。VCエチルは72時間持続する新しいビタミンC誘導体です。頭皮のコラーゲンは毛包幹細胞の維持に重要な働きを担っているため、ビタミンC誘導体も何らかの良い働きをしてくれているのではないかと期待しています。

頭皮の善玉菌を増殖させて、頭皮環境を整える「バイオエコリア」というオリゴ糖も配合しています。

当初はヒトプラセンタも配合しようと思ったのですが、少し特有のにおいがするため、気になる人も多いと思い今回は配合しませんでした。(※育毛メソセラピーのほうにはヒトプラセンタが配合されています。)

有効成分の違いは以下になります。

従来の再生因子複合体外用剤

FGF1・FGF2・FGF7(KGF1)・FGF10(KGF2)・PDGF-AA(各1ppm)

新しい毛髪成長因子ヘアトニック

FGF1・FGF2・FGF7(KGF1)・FGF10(KGF2)・PDGF-AA・PDGF-BB・IGF-1(各0.5ppm)
VCエチル・バイオエコリア

肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京のAGA治療専門皮膚科「肌のクリニック」の院長ブログ。Twitterではスタッフと院長がつぶやいています。 [詳細]