肌のクリニック院長のAGAブログ

医師が本気で考えるAGA治療・脱毛症治療

再生因子・成長因子AGA治療症例3-2

time 2015/10/09

この方は、3ヶ月間脂肪由来幹細胞培養液と歯髄由来幹細胞培養液の治験を行いましたが、副作用はありませんでしたが、治療効果は不変(進行はないが、改善もない)という状態でした。治療症例3-1

その次の再生因子による治療モニターにも参加していただけるとのことで、再生因子による治療を3ヶ月間行いました。

再生因子の種類と内容は前回のエントリーで書いた内容です。再生因子の治療内容

再生因子3ヶ月後
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再生因子を1日1回外用、週に2回は自宅でイオン導入をしてもらいました。再生因子をやる前(初診から1ヶ月後)と再生因子治療3ヶ月後を比較してみます。

再生因子前後比較
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他覚的に見て、若干良いかなという程度でそこまでの変化はありません。自覚症状としても、若干良いかなという程度だそうで、やはり同じ印象を持っているようです。その他に、自覚症状として変化があったのは、抜け毛が少なくなったということと、髪がやや立ち上がりやすくなったとおっしゃられていました。また、細かい毛のため、写真はupしていませんが、M字部分の産毛が増えています。しかし、まだ3ヶ月のため、太く成長するまでには至っていません。3ヶ月では大きな変化は難しいため、もう少し経過を見ていきたいところですが、一旦治験は終了のため、肌のクリニックで新しい成長因子(PDGF等が加わったもの)を行うか、もしくは、この患者さんは今現在、10年前から使用しているリアップ以外に何の治療もしていないため、アボルブ等の内服薬で治療を行うか、また相談することとなります。

この患者さんは過去にプロペシアで意欲減退が起こっているため、作用機序の似ているアボルブでも同じ副作用が起こる可能性があることと、下肢の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)の既往があり、ミノキシジルの内服はできないため、内服製剤でどこまで治療ができるのかは、よく考えなければなりません。

成長因子に関しては、副作用は一切認めていませんので、この患者さんのように副作用でプロペシアが使用できない方へ、成長因子単独での治療効果がもっと現れてくれれば一番良いのですが、今後の課題だと思っています。

肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京のAGA治療専門皮膚科「肌のクリニック」の院長ブログ。Twitterではスタッフと院長がつぶやいています。 [詳細]