肌のクリニック院長のAGAブログ

医師が本気で考えるAGA治療・脱毛症治療

再生因子による発毛治療の内容

time 2015/09/01

今月で再生因子による治療モニターの2回目が終了となります。診察中にモニターの患者さんからよくご質問いただくのは「再生因子製剤の中にはどのようなものが入っているのですか?」というものです。

現在治療で処方している再生因子の中には、FGF1・FGF2・FGF7・FGF10の4種類の再生因子を配合しています。再生因子の他に入ってるものは、水とグリセリン少量のみです(そのため、ほとんどべたつかず、サラサラしていると思います)。どの再生因子も毛母細胞の分裂、増殖、ヘアサイクルの正常化、局所血流増加などには欠かせないものです。3ヶ月行ったことで、使用方法や配合量などの方向性がある程度わかってきました。治験に参加していただいている患者さんには、本当に感謝しております。

今月で最後に余った再生因子をお分けして(一人だけ2回で来院されなくなった患者さんがいましたので、その方の分を無料でお分けします)、経過写真を撮影させていただき、その後、ご希望者は肌のクリニックへ引き継ぎいたします。

12月に新規開業する肌のクリニックでは、再生因子の種類を見直し、発毛のスイッチとして重要なPDGF-AA(血小板由来再生因子・化粧品原料)を加えて行っていきます。PDGFはヒトポリペプチド-8(旧ヒトオリゴペプチド-10)とも呼ばれ、化粧品原料として使用されています。日本での使用例はほとんどないはずですが、韓国では化粧品に混合されて使用されており、副作用報告は現在のところありません。安全性は高い製剤ですが、注射や飲用は安全性が確立されていません。その他にIGF-1・IGF-2・VEGFを加えてエレクトロポレーションを行っていく予定です。

まだまだ新しい治療で、効果判定には時間がかかります。引き続き難治性の脱毛症を改善させていくために、精進していきます。市販品を検索していただければわかりますが、再生因子製剤自体が高価なため、現在行っているモニターの価格よりも多少高くなってしまいますが、ご協力いただける方は肌のクリニックのHPよりご予約をお取りください。肌のクリニックは12月7日の開業を予定しています。
肌のクリニックAGA治療

肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京のAGA治療専門皮膚科「肌のクリニック」の院長ブログ。Twitterではスタッフと院長がつぶやいています。 [詳細]